月を目指して(3)~CSM研修について結果が出た~

今月から、

会社のお金でCSMへ参加させて

とお願いしたという話を記事に書いてきました。
ひとまずその結果でましたので、その報告記事を書きたいと思います。

結果ですが、

・会社のお金は支給できない
・正当な業務の時間として参加は認められない
・研修への参加は有給休暇を使用して参加すること
・休んだ分は土曜日、日曜日に出社すること
・今後は外部研修への参加に関する制度を確立する

というものです。
はい、大惨敗ですね。
しかし、参加自体は認められたということ、そして、研修制度の確立への流れができたこと。
これらの2点の収穫があったので、やっぱり、大幅に譲歩して「辛勝」ということにしたい、と思います。
正直に言うと、

業務時間としての参加

は可能だと思っていたのですが、最後の最後で認められず、説得し切れなかった感は否めません。
そこで、いまいち会社、上司を説得しきれず、辛勝になった原因について書いてみたいと思います。

<会社の状況が>
現在、私が勤めている会社の状況は思わしくありません。
このご時勢ですので、状況が良いといえる会社も少ないのでしょうが、私の所属する会社もご他聞にもれず、というわけです。
そのような状況では、経営者としても、部長としても、研修という「投資」という考えに目をむけられなくなるのも当然でしょう。
私としてはそのような状況にある会社が取るべき方策、コストカットではなく浮上策のひとつとして、

アジャイル開発の知識とノウハウと知識をもつこと

だと考えているわけです。
が、この点をうまく強調して伝えることできませんでした。
どうしても、会社が不調になるとコストカットに目が奪われがちになりますし、事実、まずコストカットこそが初めに打つ手なのかもしれません。
すくなからず、研修、教育という決してすぐには芽が出ない、利益が期待できない点にお金を支払うことためらう感情は理解できます。
こうしたことから、会社にたいして積極的に研修の話をすることを躊躇してしまいました。

<自分自身がアサインされた状況が>
会社の状況により、自分がアサインされるプロジェクトも変更されました。
結果、3月中に2日間、仕事をはなれるということが難しくなりました。

また、アサインされたプロジェクトでは、いままで携わったことないオープン系システムの開発に携わることになりました。
自分のスキルセットにたいする不安もあり、プロジェクト自体の状況も芳しくないことから、「有給休暇」が当然の権利とはいえ、休むことに弱気になってしまいました。

結果、業務時間での参加はおろか休むことすら心理的にも状況的にも難しくなってしまいました。
そして、なんとか休みをもらうことに腐心せざるを得なくなってしまいました。

<自分の知識と実績が>
結局、一番の問題は、

Scrumやアジャイル開発にたいする知識と経験が足りない

ことだったと思います。
今まですくすくスクラムのような勉強会に参加したり、アジャイルっぽい開発のアプリケーション開発に勉強がてらに参加したことがあります。
しかし、やはりまだ血肉になっておらず、開発プロセスとしてまた、ビジネスとして、その有用性や必要性を自信をもって周囲の人へ、伝えることができませんでした。
むしろ、今回、CSM研修に参加するのは、実践的な場を会社に作るためであり、むしろ、実践するための準備という面が強くあります。
たしかに、自分に実績がなくても、聞き集め、読み集めただけの知識だけでも、知らない人にある程度の説明や魅力を説明することはできます。
しかし、やはり話す内容に自信がもてません。そして、自信がないから話に熱がこもりません。

説明する側の私がそのような話し方しかできなかったために、上司や会社にはいまいちピンと来る話ができなかったと思います。
会社としては、

コストカットができる
新たな利益が見込める

という点がないと新しい技術やプロセスを取り入れる決心はつかないでしょう。
こうした点は、やはり実績がないと厳しい。
話そうとしても、どうしても、つり的な話をせざるを得ないのです。

自分の知識と実績のなさ、これが一番の問題となって、どうしても会社と上司にとって魅力的な話ができませんでした。
<なぜCSM研修に参加するのか>
とはいえ、CSMには参加できることになりました。
また、改めて

なぜ、CSM研修を受けるのか

ということを考える機会を得ることができました。
私がCSM研修を受けるのは、

厳しいけど楽しいチームをつくるため

です。
アジャイル開発は、チームメンバーの開発力をボトルネックにすえて、プロジェクトをコントロールします。
数多くのプロジェクトを効率よくこなして、会社としてチームとして収益を上げようとするのであれば、チームの開発力をあげることが必須になります。
チームの開発力をあげるということは、チームメンバーは自分自身を高めるために勉強会に参加するなど、自己研鑽に励む必要があります。
また、自己研鑽を行うためには、周囲と強調しながらも自分の仕事量をコントロールするなどの自律的に働く態度も求められます。

こうした状況下においても、勉強をしない、自立的に働けない、そして、勉強をしていても身にならない、というチームメンバーがいるかもしれません。
勉強をしない、また、勉強をしてもその成果が仕事に活かせない、というチームメンバーは、チームにとどまることができなくなります。

チームメンバーこうしたプレッシャーにさらされている状況はメンバー内に緊張を生み、厳しいチームを生み出すことになります。
しかし、緊張感があり厳しい雰囲気が求められるから真剣にプロジェクトに取り組める、という側面があるはずです。
そして、真剣だから仕事に限らず、物事は楽しくなるはずです。

緊張感、厳しさ、真剣さ、こうしたものはものごとを楽しくするスパイスです。
そして、スパイスは決して、後付のオマケではありません。
むしろ、他の味のバランスを考慮に入れて計算した結果、加えられる味の決め手です。

スパイスのきいたチームを作り、その一員として働くことで、私は仕事を楽しみたいのです。
そして、周囲の人たちともその楽しさを分かち合いたいと思うのです。

そのためには、まだまだやることがたくさんあります。
そのひとつとなるのが、スクラムによる実績、それも成功事例を社内に作ることだと思っています。
CSM研修を受けることは私にとって、実際に自分がお客さんを見つけ、開発手法として導入し、プロジェクトを成功させる、という実績を得るための段階のひとつです。

今回、研修費の交渉をしたことによって、20万円という高額の研修を、自費で休みをとってまで受けに行く、という実績を社内向けにつくることができました。
今後、もしもアジャイル開発やスクラムの話が社内で出れば間違いなく私の耳に、その話が入ってくるはずです。
20万円という金額はとても高額ですし、有給休暇もとらなければ、CSM研修には参加できません。
今回の交渉にだけ焦点を当てれば多くのものを得ることはできませんでした。
しかし、私がスクラムというものに真剣に取り組んでいることは会社に伝わったでしょう。
これは、社内における私の立場にとって大きな収穫だと思っています。

また、今後の研修制度の確立への流れもつくることができました。
CSM研修でなくとも外部研修を受ける人たちにとっては、少しは役に立てたのではないかと思っています。
とはいえ、今回、「業務時間で研修を受けに行く」ということができなかったことは、今後、マイナスに働くかもしれないという心配があります。
今後、状況を見守りつつも、少なくとも
申請した外部研修は、業務時間で研修を受けに行く
という制度が社内にできるように、社内へ働きかけてゆきたいと思っています。

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コメント / トラックバック3件 to “月を目指して(3)~CSM研修について結果が出た~”

  1. uedaasako Says:

    やっぱり、すばらしい!
    ogasawaraさんが、すごーくたくさん考えて、理性と信念で行動して、
    そうやって獲得したリアクションなのだと思います。(ディティールはいろいろとございますが・・・)

    これからの、良い未来と展開への、大きな前進だと思いますよ!
    お仕事もハードなご様子、体に気をつけてくださいね!

    • keisyuogasawara Says:

      コメントありがとうございます!!
      書いたものに反応をいただけて、本当にうれしいです。

      体調も万全ですし、新しいことに挑戦できるプロジェクトなので、気力も充実してます。
      がんばりますよ!

      • keisyuogasawara Says:

        PS.
        メールアドレスの必須入力をはずしました。
        ですので、入力をいただいたアドレスは、削除させていただきました。
        そのほうが良いかな、と思いましたので。

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