月を目指して(4)~CSM研修に参加してきた~

2010/3/15(月)と2010/3/16(火)にかねてより参加を熱望していたCSM研修へ参加してきました。

一言で感想を言うのであれば、

楽しかった!

二言なら、

楽しかった!
参加してよかった!

です。

正直、2日とも、朝9時から18時までの長丁場の研修で大変、疲れました。
しかし、講師のバスさんのお話を聴いたり、ワークショップをこなしたり、参加者の人たちと意見を交換したりと、脳みそとやる気にたくさんの刺激をうけて帰ってこれました。

CSM研修に参加して、

やはり「楽しく」仕事をしたいからScrumなのだ

と強く思いました。

私はシステム開発がやりたくて今の会社に入社したわけではありません。
たまたま入社したい、と思い、入社できた会社がシステム開発会社だったというだけです。
そんな私が、高額な研修費を自腹を切って払ってまで、CSM研修を受けたのはなぜだろう、ということを研修に参加して考えさせられました。
これはおそらく、他の参加者の人たちの多くが会社のトップダウンでScrumを開発に取り入れようとして、研修に参加されていて、わざわざ自主的参加している自分がちょっと浮いた存在に思えたからかもしれません。

そして、なぜ、Scrumなのかということ考えると、やはり今の仕事を「楽しく」したいからなのです。

ずばり言ってしまえば、今のプロジェクトのやり方、仕事の進め方では、システム開発は「楽しくない」のです。
システム開発、とりわけ自分の会社におけるプロジェクトの現実を見ていると、ウォーターフォール開発(以下、WFと書きます)は現実的でない、と思わされます。
WFがありか、なしかの議論ではなく、自社のスキル、マインドにもとづいてWFのプロセスによって、顧客の要望に対応したシステムを作ろうとしても、現実的ではないということです。
顧客の要望は常に変化し、なかなか要求が固まらない状況で、作業が可能な分だけ前倒して詳細設計をし、実装をする、という作業が求められる、という現実。
そうした現実を、WFという基準に無理やり当てはめて管理することは、現実的ではないはずです。
しかし、WFという1つの標準しかしらない、とりいれられないために、現実をむりやりその基準にあわせて管理せざるを得ない。
そうした無理を可能にしているのは、現場を含めてそのプロジェクトに関わる人たちの頑張りであり、忍耐です。

たしかにどのようなことにおいても、頑張りや忍耐が必要になるときがあります。
しかし、それが1ヶ月、2ヶ月ではなく、半年、1年と続いてしまうのは、やはりおかしいことです。
そして、そんな仕事は絶対、楽しくはないのです。

私は、「楽しい」仕事を追いかけるのではなく、「楽しく」仕事をすることを目指すことが重要だと思っています。
というのは、自分にとって「楽しい」と感じられるものは、多くないと思うからです。
たとえばコードを書くのが好き、という人はとても多いですが、では、どのような言語でも、どのような開発環境でもコードが書ければよいのか、といえばそうではありません。
コードを書くのが好き、という人ほど、「言語はJAVAじゃなきゃ」「IDEはEclipseじゃなきゃ」「SCMはVSSよりSVNでしょ」とこだわりがあります。
そして、それが満たされていないと、不満がつのってコードを書いていても「楽しい」とは思えなくなってしまう、という人を多く見かけます。

必ずしも、コードをかけるから「楽しい」わけではないのです。
おそらく、コードを書くのが楽しい、という人は、「楽しく」コードを書いてきた経験が多い、ということなのだと思います。
たしかにドキュメントの整理をするよりもコードを書くほうが楽しいとは思います。
が、それは常に「楽しい」ことでもないのです。
また、それが常に「楽しい」ことだとしても、それだけをやりつづけることはできません。
コードを書くのが好きで楽しいからといって、コードだけを書いているわけにはいきません。

「楽しい」ことをやり続けることが大変なうえに、「楽しい」ことが「楽しい」ことでありつづける、ということは難しいのだと思います。
コードを書くのが好きな人が、コードを書くだけの立場でいることは難しいですし、それの楽しさを維持するために、開発言語や開発環境を固定することは簡単ではありません。
ましてや、プロジェクトにおいては対人関係も絡んできます。
もしも、自分が望む開発言語と開発環境でコードだけ書いてても良い、といわれても周囲の人とうまくいっていなかったら、やはり「楽しい」仕事をしている、とはいえないでしょう。
そうなると「楽しい」ことを追求するというのは現実的ではないように思います。

むしろ、今、目の前にある状態をいかに「楽しく」できるか、ということを追求することが現実的なことだ思うのです。
コードを書いているから「楽しい」のではなく、「楽しく」コードが書けているから「楽しい」のだと思います。
コードを書くことに比べて、ドキュメントを書くのはつまらないかもしれません。
テストもつまらないかもしれません。
だったらそれを「楽しく」することを追求すればよい、私はそのように思うのです。
しかし、私が、今の会社で「楽しく」仕事をしようと思ったときに、WFやっていては無理だと感じたのです。
そして、Scrumを導入したほうが「楽しく」仕事ができると感じたのです。

それは、WFの手法にプロジェクトの現実を無理やり合わせて管理するよりも、現実にあわせてScrumにより開発プロセスを管理するほうが無理がないからです。
なにより、Scrumでは、自己管理によってプロジェクトを推進してゆくことで、自分の責任で自分の行動を選択することができます。
ですから、「楽しく」仕事をしようと思えば、自主的に行動を起こせます。
私が、Scrumという開発手法に可能性を感じているのは、プロジェクトの責任をメンバーが共有することで、メンバーたちでプロジェクトを管理、運営してゆく、自主性を尊重している点です。
どのような作業でも、人に押し付けられていたり、やらされている感があると、途端にその作業についての責任感を失い、やる気を失ってしまいます。
反対に、自分自身で選択したり、納得したりして取り組んでいる作業には、やる気と責任感を持って取り組めます。
そして、このやる気と責任感こそが、仕事や作業を「楽しく」するための最低条件だと思うのです。
また、プロジェクトに関わる人たちを尊重する、大切にする、ということも、やる気と責任感をもって仕事に取り組める環境を作ることなのだと思うのです。

CSM研修を受ける前から、「楽しく」仕事をするにはどうすればよいか、ということを常々考えてきました。
そして、Scrumの導入こそが、その第一歩になるとも考えてきました。
昨日と今日、CSM研修に参加して、その思いが確信に変わったように思います。

アジャイルであろうが、Scrumであろうが、「楽しく」仕事ができれば良い。
でも、現在の自社の環境とシステム開発の現場において、「楽しく」仕事をするには、Scrumの導入な必要なことなのだと思います。
2日間の研修を通じて学んだことを活かし、社内に少しずつ「楽しく」仕事をするための仕組みとして、Scrumを導入してゆきたい、と思います。

思うままに書きなぐったので、少々、おかしな文もありますが、ご容赦ください。
では。

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