CSM研修を受けてよかったと思ったこと

今月の中旬、14日、15日に東京で、CSM研修が行われる予定になっています。
私がCSM研修を受けてちょうど、3ヶ月ほどたつことになりますが、今回のエントリでは、CSM研修を受けてその後、どうなったのか、
なにより、結構な金額を払って元は取れたのか、得したのか、という点について、まとめてみようと思います。

1.自信につながる
CSM研修をうけても、体系的な形式知を得られるだけです。
ワークショップもありますが、たった2日間、座学しただけでスクラムマスターとして振舞えるようになるわけではありません。
しかし、20万円もの金額をかけて、1つのことについて2日間も集中して学ぶ機会というのは得がたいものです。
自費ともなると、より自分の学びにたいする真剣味が実感できます。そのため、その場で得られた知識にたいしても自信をもつことができます。
また、自分と同じようにScrumに取り組もうとする人たちとのつながりができる、ということも大きいです。
自費で来るという人はなかなかいないようですが、会社に費用を出してもらって研修に出席している人は、Scrumに強い興味をもっているか、これから取り組もうとしている人たちが大半です。
そうした人とのつながりを持つと、自分が悩んだり、疑問に思っていることを相談することができます。
こうした人とのつながりは、自らの知識と経験不足を補ってくれる力として、自分に自信を与えてくれます。

2.周囲の評判を得られる
すばやく、そして確実に表れる利点は、周囲の評判を得られるということです。
自費ともなると、CSM研修の参加者の方々にすら褒められます。
私の場合は、この研修をうけたことで、オープン系の経験がないにもかかわらず、オーブン系、かつアジャイル開発の手法を採用したプロジェクトへ推薦してもらえました。
おそらく、研修を受けていなかったら、会社から推薦してもらうことはなかったでしょう。

また、仕事そのものにもやる気がある、と思ってもらえます。
この評価は、かなり得がたいものです。
実際の仕事では、やる気を表現することは難しい部分もあります。
仕事に慣れはじめると、惰性で仕事をし始めます。
なにより、目に見えないやる気、はなかなか評価者からは評価もしづらく、表現する側も表現もしづらいものです。
また、自分なりの仕事のすすめ方を見つけると、それにこだわり始めます。ようするに、自分の価値観で仕事を進めがちです。
これは悪い点ではないですが、その反面、周囲の評判や注意に耳を傾けなくなります。
そのため、周囲の人がなにを大切にしているか、どういう思いで仕事をしているか、こうした点を理解できなくなってしまいます。
そんな状況で仕事をしていると、自分の仕事にたいする思いや情熱が相手に伝わりづらくなります。
なぜなら、相手が何を望んでいるのか、を無視して仕事をしていると、相手の感情を傷つけてしまうからです。
自分の感情を傷つけるような人間を、好意的に「やる気がある」とは、なかなか認めづらいものです。

仕事を離れても「やる気」という目にみえないものへの評価を得るというのは、貴重な機会です。

ただし、こうして実践を伴わなず周囲の評判を得ることは、自信の実力をわきまえず、天狗になりやすい、という難点もあります。
これには、気をつけないといけません。

3.応用の利く現場改善の知識がみにつく
Scrumの体系的な知識を学ぶと、その知識、知恵がソフトウェア開発の現場の外でも、活かせるものであると気づきます。
誤解を招くとは思いますが、Scrumとはソフトウェア開発におけるPDCAサイクルを実現するための手法と思考を体系化したものだといえます。

スプリント計画で作業見積もりと計画を立て、
実際に行動し、
日々では、チェック機能として、デイリースクラムによる振り返りを、
そして、イテレーションごとには、スプリントレビューとレトロプロスペクティブにより、行動のチェックを行い、
次のアクションへ活かす。

こうしたPDCAサイクルをつくるためのリズムと仕組みをソフトウェア開発の現場で実行するための知識を、Scrumは提供しているのです。
ただし、ソフトウェア開発の現場で、という点が大事で、Scrum自体は、ソフトウェ開発の外、すなわち経営・管理にまで言及はしていないのです。
ですが、エッセンスを抜き出して経営に活かすこともできますし、ウォーターフォールや自社標準など、非アジャイル型開発に活かすことができます。

たとえば、デイリースクラムなどは良い例です。
毎日、プロジェクトに関わるメンバーが集まり、
・昨日、どのような作業をやったか
・今日は、どのような作業を行う予定か
・なにか問題はないか
という3つの要素について、15分程度話し合うというだけのプラクティスですので、開発手法はおろかシステム開発でなくても、取り入れることが可能です。
そして、このプラクティスを取り入れ、うまく機能させるだけで日々の現場の問題をすくい上げ、解決のための行動を起こすきっかけを作れるようになります。
もちろん、うまく機能させる、という点が、難しいのですが。
たとえば、ロケーションが異なる人たちが関わるのであれば、一箇所に集まることは物理的に不可能です。
現実では、こうした問題をさあざまな知恵やツールを使って解決しないと、効果的な運用は望めません。

ですので、応用可能な知識が手に入る、というのは、おまけ、のように思えるかもしれません。
ただ私の経験上、Scrumを通じて、ソフトウェア開発の現場を改善する仕組み、そしてその視点を学ぶことで、下はプログラムの効率的な組み方から上は業務の非効率的な運用の発見にまで役立てることができている、と感じています。
Scrumによって、仕組みづくりの方法から問題発見、改善の視点を学ぶことは、おまけのようなものとはいえ、ソフトウェア開発に携わる人にとってなことでは、有意義ではないでしょうか。

<是か非か>
私個人としては、20万、という研修費用は正直、高い、と思っています。
私費で受講する、ということも勧めません。
なんとか、会社にその価値を認めさせ、受講費を勝ち取ったほうが良いと思っています。
むしろ、受講費を会社から勝ち取る、というほうが、良い勉強になるかもしれません。笑
現在のソフトウェア開発においても、すぐれたPMがかならずPMPをもっているわけでもないように、スクラムマスターになるために、Scrumを開発現場で実践するために、からなずCSMの研修をうけ、資格を得る必要はないのです。
とはいえ、私がCSM研修を受けて3ヶ月、投資した金額は、給料はさておいても、新しいプロジェクトにアサインされたり、情報交換する人たちが増えたり、と徐々に回収できているように思えます。
是か非か、といわれたら、会社のお金だったら是非、受けましょう。
私費だったら、強くはお勧めしないです。
ただし、CSM研修を受けたことで、多くの人たちとつながりをもつことできました。
また、CSM研修を受けた、という事実が、多くの人たちとのつながりをつくるきっかけを生んでくれています。
こうした点に価値を感じるのであれば、CMS研修を受けることは、ムダにはならない、はずです。

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