コンセプトの面白さに惹かれた@テオ・ヤンセン展

先日、お台場の未来館で開催されていたテオ・ヤンセン展を観てきた。

つい少し前まで、ぼくは、テオ・ヤンセンというアーティストを全く知らなかった。
だが、親しくしている先輩に、先年の暮れあたりにテオ・ヤンセンの存在を教えてもらい、興味をもっていた。

そんな時にタイミング良く、展覧会が開かれることを知り、是非にと思い足を運んだ。

事前に調べてから展覧会へ向かったので、テオ・ヤンセンというアーティストがどういうアーティストか、というイメージを持っていた。

僕からみて、テオ・ヤンセンというアーティストは、物理の世界に魅せられた、歯車が象徴する無機質で冷たい作品をつくるイメージだった。

ところが現地に足を運ぶと、こうしたイメージは覆された。
テオ・ヤンセンは、生物を作ろうとしていた。

彼の作る人工生命「ビーチアニマル」と呼ばれ、風をうけると自動で動き始める。
そして、ビーチアニマルは、進化する。
地球の生物が、白亜紀や三畳紀などを経て進化してきたように、ビーチアニマルも進化の過程をもっているのだ。

テオ・ヤンセンは、進化の過程とそれぞれの世代の環境などについて丁寧に説明している。

巨大で、周囲の風を震わせながら堂々と動くビーチアニマルには、見ただけでは生命の温かみを感じない。
何を考えているのかわからない恐ろしい存在だ。

しかし、テオ・ヤンセンのビーチアニマルのコンセプトに触れると、ビニールチューブやペットボトルで構成されるビーチアニマルが、突如、温かみをもつ。
幾世代も厳しい環境を生きぬき、進化してしてきた生命を宿したような存在として目に映るようになる。

風を受けてうごく物体としての構造も見事だが、それ以上に、物体にたいして生命を与えるコンセプトが素晴らしい。
物体に生命をあたえる、テオ・ヤンセンのコンセプトこそが、彼の作品の魅力だと感じた。

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