ピクト図解で先のビジネスモデルを考えた@DevLOVE

2011/06/11にDevLOVE主催のピクト図解勉強会「世界の構造を描き出せ!!」に参加した。

もともとピクト図解については、本を読んで知っていたものの、読んだ当時はあまり魅力を感じていなかった。

「ふーん、なんかUMLっぽいなぁ」という印象で、「実際につかってみよう!」と思うまでには至っていなかった。

ところが、今回、講師をしてくださった@Akapon2010さんにお会いし、実際にピクト図を描くと実に面白かった。

4,5人の参加者がいれば、小さな新聞記事で、2,30分ぐらいはビジネスモデルについて盛り上がることができるからだ。

そして、DevLOVEのなかでも興味のある裏方さんが多かったため、勉強会を開いてみよう、と思い立った。

そんな経緯があり、今回は裏方チームとして少々コミットの量を増やし、ピクト図解勉強会を開くに至った。

ピクト図解を描くことの魅力は、「手軽に」コミュニケーションを整理しながら発展させられることだ。

システム開発においては、もともと図を使って思考や話を整理するUMLというツールがある。

そのため僕自身は、図を描くこと良さを実感している。

とはいえ、UMLは用途に合わせて使用する図自体が多く、それにともなって描き方のルールも多い。
そのため、コミュニケーションをとるための図を描き方を覚えるのにかなり訓練を要する。

なによりも、受託開発の場合には、UMLの図はお客さんとのコミュニケーションに使えない、という場面が多い。

UMLは開発者のためのものであり、お客さんがUMLの図をくもなく読めるという場合は、極めて少ない。

そのため、お客さんとその図を使ってコミュニケーションするためには、お客さんの訓練が必要になる。
その点、ピクト図解はおそらく1、2回ぐらい一緒に描けば、すぐに理解してもらえる図なのだ。

なぜ、ピクト図解は手軽で理解しやすいのか。

まず、ピクト図解には登場するエレメントとルールが少ないからだ。

どんなエレメントやルールがあるのか、というのは本を読んでご確認をいただくとして、UMLに比べたら雲泥の差がある。

それにはもちろん理由がある。

ピクト図解がビジネスにおける交換の形態を整理することフォーカスしているからだ。

ビジネスにおいて発生する交換を、誰が(Who)、誰に(Whoom)、なにを(What)、いくらで(Howmuch)、3W1Hという少ない要素で整理しているからだ。

ビジネスで発生する様々な事柄をすべて表現できない代わりに、ビジネスのモノ(サービス)とカネの交換にフォーカスをして思考と話を整理する手段を与えてくれる。

こうしたシンプルなルールだからこそ、誰にでも使える。
誰にでも使えるから、誰と話すときにでも役に立つ。

受託開発をしているとお客さんのビジネス、どのようにお客さんが稼いでいるか、にたいする理解は必須だ。

ピクト図解であれば、お客さんと話しながらビジネスへの理解を深めることができる、という期待がある。

ピクト図解でビジネスモデルを描くもう1つの利点は、論点が定まりやすいことだ。

モデルを書くとかならず、粒度が問題になる。

今回のワークでは、おもに会社間のものとお金の交換に注目した。
この視点は「社長」の視点だ。

ただ、この粒度でピクト図で交換のモデルを描いたとしても、自分の役に立つとは限らない。

たとえば、システム開発の場合であれば、システムを提供するユーザーの部門がどのような部門とつながっているか、どのような情報やモノやりとりされているか、が知りたくなる。

つまり、「ユーザーの視点」の視点での交換の情報が知りたくなる。
そのためピクト図にかぎらず、図を描くときには知りたい情報が表現できる視点を決める必要がある。

ピクト図でもこうした視点を定める必要がある点は、一緒だ。

そのため、今回は「社長の視点」で抽象的の高いビジネスモデルについてはなしましょう、などと話の前提を整えることができる。
また、図があるとその図を指し示しながら、この点のこのことについて話しています、と明示できる。

図も持たずに話ときよりも、視覚的に話している内容を表現できて話しやすくなるし、描くエレメントとルールが少なく使いやすいので、ちょっとした手間で済む。

ちょっとした手間で、論点を明示して話し合いができるので、意見の交換がしやすくなるのだ。

最後にピクト図解の中で1つの手法、ダイアグラム発想法により思考のフレームワークが提供されている点も便利だ。

なにより、自由に発想するという難しさから解放されるのが便利だ。

現状のビジネスモデルを考えた後、そのさきの理想のビジネスモデルを考えるのは難しい。
考える道具をもたず、考える道具から作り出す手間がなくなるのは、うれしいところだ。

なおかつ、その思考法がピクト図でも表現できるように紹介されているので、発想を図示できる。

現状のビジネスモデルをピクト図解で描いたあと、とりあえずフレームワークを当てはめて描いてみて、無理やり新しいことを考えることもできる。

考え方とその表現方法がセットになっている点が、非常に便利でコミュニケーションに役だつフレームワークになっている。

僕自身はまだ、ピクト図解が有効になる場面を把握できていない。

1人よりも複数人のコミュニケーションのために役立つような気もしているし、議論の発散よりも収束に適しているような気がしている。

なお、ピクト図解は板橋悟さんという方の『ピクト図解』という本で、その考え方や利点を学ぶことができる。

というか、この本の内容を実践する場が、ピクト図解勉強会という場だった。

興味をもっていただいた方は、本を手にとっていただきたいとおもう。

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コメント / トラックバック2件 to “ピクト図解で先のビジネスモデルを考えた@DevLOVE”

  1. aaa Says:

    画像にヒト モノ カネて表示されてるのだけど
    カネという表現はやめたほうがいい。賢い人間は警戒する

  2. aaa Says:

    お客様のためという表現もよろしくない。
    無責任さが感じられる。

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