カルチャーショックを受けてたくさんの学びを得た@WACATE

 すでに2011/7/1から新しい職場に出社し始めた。
結構なカルチャーショックをうけつつ、楽しんでいる。

 カルチャーショックについても書いてみたいとおもったのだけれど、新しい職場の前に味わったもう1つのカルチャーショックについて書きたい。

 もう1つのカルチャーショックを受けた場所、それは、WACATEというテストエンジニアが集う合宿形式の活動だ。

 WACATEについての詳しい情報は、下記のURLを参照してほしい。
 http://wacate.jp/

 もともとテストは関心ごとの1つだったこと、まえまえからWACATEの活動を知っていて、合宿形式というのも面白そうだな、と興味を持っていたこともあり、今回参加することにした。

 WACATEに参加して、ワークショップを中心として非常によく準備されていること、ホスピタリティの高さに感心させられた。

 いままで有料のセミナーやカンファレンスに参加してきたけれども、(おそらく)実費のみの料金で参加できるワークショップとしては、群を抜いた質の高さだった。

 それだけスタッフさんには負荷がかかっていると思うので、感謝すると同時に頭がさがる思いだ。
スタッフの皆様、どうもありがとうございました。

<心地のよい身内感>

 沿革をみるとWACATEは活動をはじめて、4年目らしい。
 当然、それだけ長く続く活動であるならば、顔見知りも増える。

 そうなると出てくるのは、身内感だ。

 勉強会などに参加していると、開催する側としても参加する側としても避けたいのはへんな身内感があることだ。
 へんな身内感を定義するのは難しいけれど、参加する側はその集まりの独特な文化に壁を感じて参加しづらくなり、開催する側としては、新しい人が参加しづらくなることで過疎化してしまう、という厄介な問題を抱えることになる。

 なので一度は、「身内感をなくしたい」とか思うわけだが、これは全くムダな努力に終わりがち。

 WACATEはその身内感とうまく付き合っていると思った。

 その一つとして、ちゃんと挨拶するワークが用意されていることだ。
 それも2回。

 たいていは、ワークショップのはじめにアイスブレイクとして自己紹介なんかをするのだけれども、大抵、1回でおしまいだ。
 WACATEでは最初にワークショップを一緒にやるメンバーとは別の人たちと自己紹介を行い、さらにワークショップを一緒にやるメンバーの人たちとも自己紹介を行った。

 しかも、メンバーの参加回数なども考慮されていて、複数回参加のベテランと僕のような初心者がしっかりと混ざるようになっていた。
 参加する側は「結構考えているなぁ」と思うだけだけど、たぶん、これはやるとすごっく大変だと思う。
 個人が何回参加したか、そもそもそんな情報管理しているのが稀じゃないだろうか。
 その情報を使っても、50名ちかくもグループ分けするのは、考えるよりは大変なはずだ。

 夜の宴会もスタッフさんが出し物をするなど、参加者を徹底的に楽しませようという心遣いがあった。
 分科会という夜のイベントでは、終始ベテランの奥村さん(という方だったと思う)ファシリテーターとして参加者が話しやすい雰囲気を作ってくれる。

 徹底的に一人にしない、巻身内として取り込んでしまう巻き込み力。
 
 素直に関心して、脱帽した。

<しっかりとワークショップ>

 最初の項を長く書きすぎた。
 時間がなので以降は簡単に。

 ワークショップを2日間やるというのは非常に良い。
 大抵の勉強会でもワークショップは、30分、多くても1時間程度だ。
 
 それが2日間となると、相当、体力を消耗する。
 でも、体力を消耗を伴う学習での気づきは非常に多い。

 今回、ぼくにとっては未知の世界であるインシデントレポートを作成する、というワークショップに取り組んだが、非常に沢山のこと学ぶことができた。

 ワークショップの面白さは、学習の対象について学ぶのとは別に、チームビルディングについても学習できることだ。

 今回のワークショップでは、不遜ながらリーダーをやったのだけれども、チームのパフォーマンスを引き出す、というまでには至らなかった。

 チームのパフォーマンスを引き出すことのすべてがリーダーの役割というわけでもないのだろうけれども、経験豊かな人たちが集まったにもかかわらず、成果が出せなかったことは悔しい。

 優れた成果は良いチームとチームワークから生まれる。

 今回、最優秀(だったかな)の成果を出したチームはやはり良いチームだったのだと思うし、リーダーが良い仕事をしたのだと思う。

<ベテランのエンジニアが参加している>

 WACATEにはベテランもしっかり参加している。

 しかも、上から諭す、というのではなく、ちゃんとワークショップに参加している。
 それが素晴らしい。

 ベテランといわれる年になるとなかなか、勉強もしなくなるイメージがある。
 また、時間も確保しづらくもあるだろう。

 そうした人たちが2日間もの時間を使って参加してくれる勉強会などあまり見かけない。

 そもそも大規模なカンファレンスでも、発表者としては良く見かけても参加者として見かけるのは稀な印象がある。(僕が参加しているものが偏っているとは思うけど)

 WACATEという名前ではあるけれども、若い人達がだけが集まってるのではなく、ベテランも同じ目線におりて協力している。

 主催側にベテランと言われる人たちが協力して、若手を育てる場をつくっているコミュニティって結構、数少ない貴重な存在じゃないだろうか。

<Web系のエンジニアが少ない>

 これはかなり意外だった。
 組込み系、ハードウェアに近い人が多いのはなんとく予想はしていた。

 とはいえ、Web系のサービスや業務システムを作っている人にはほとんどお会いできなかった。
 Web系の人はあまりテストに感心がないのだろうか。

 Web部会という取り組みがあるようなので、そちらに時間を作って参加してみたい。
 個人的に、セキュリティに関するテストってどうやるのか、というのは解消したい1つの疑問だ。
 
以上、つらつらとだけど、WACATEでカルチャーショックをうけたことを書いてみた。

 なによりテストエンジニアの人たちと話していると、YAGNIの感覚の違いに戸惑うことが多かった。
 僕なんかは「一応、必要かも」と思う点はバッサリと切りたくなってしまう。
 でも、テストエンジニアの人たちは「念のためやっておく」という選択をされることが多かったと思う。

 どちらが正しいというのではなく、価値の置き方の違いだと思う。
こうした違いを含めて、感覚の違いを共有してゆくことが、開発の現場では必要になるんじゃないか、と思った。

 やはり知り合いの少ない場所に行くと居心地は悪いのだけれど、それ以上に新たな発見が多くて面白い。

 また機会を作って参加してみたい、とおもう。

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